泰麒、おかえりなさい...!!
と喜びたい気持ちもありながら、戴の状況はまだ何も良くはなっていないので...複雑な気持ちのまま読み終えました。
もう手元には白銀1巻がありますので、早く続きを読みたい気持ちが溢れております!
それにしても、黄昏の岸が2001年発刊ですかね?で、白銀が2019年でしたっけ?
ファンのみなさんはよくぞ待たれておりましたね。。
私は全シリーズ揃った段階で読み始めましたから、黄昏を読み終えてすぐに白銀を読み始めることができますが。そこに18年分の時間があったのかと思うと、、心して読まなくてはいけない感じがしますね。
泰麒が蓬莱へ再び流されてしまった理由が明らかになったり、魔性の子での出来事がこちら側での出来事とリンクしたり、今までのストーリーがより厚みを増してくるように感じる一方で、天とは何か、天鋼が定める理とは何か...十二国記の世界のシステムに対しての疑問は深まってきました。。
泰麒を蓬莱から連れ戻す策が天の理に反するかどうかを蓬山の玄君へお伺いを立てに行きますが、なんだか回答がパリっとしないんですよね。これはOK、これはダメ、前例がないからどっちに振れるかわからない...
ついには天鋼にはこう書かれているけど、こうとは書かれていないから。みたいな穴を突くような方法を言ってきたり。
天の理ってそういうもん?システマチックに判断しているだけ?
まあ結局のところ、天は必ずしも助けてはくれる訳でもなく、自分自身でなんとかしなくてはいけない、ということなのか。。
この辺りはもう少し、ゆっくり読み解いてみるしかないですね。。
なにはともあれ、泰麒が帰ってきました。
李斎の必死の懇願が陽子に響き、なんと慶・雁をのぞいて5国が協力してくれることに。
基本的に他国への干渉はしないのが流儀であった十二国記。尚隆が陽子の登極に手を貸したこともあったし、今回は陽子が戴を救いたいと立ち上がり...
やはり、少し通常と感性の異なる胎果ならではの発想なのですかね。
最初意外だったのが、尚隆が陽子からの協力願いを渋るんですよね。尚隆なら快諾するのかな、となんとなく思っていました。
でもまあ、慶はやっとスタートできたところ。本当に他国に構ってる暇はないんでしょうね。尚隆だって最初は自国に専念していたでしょう、今でこそ他国への援助もしていますが、まずは自国が立ち行かない状況では、という思いもあるのでしょう。
結局、陽子の押し切りに負けるような形で泰麒捜索に手を貸してくれることに。やっぱり尚隆頼りになる〜!!
そうして、お初の氾主従も登場しましたね!尚隆を猿と呼ぶ天敵の氾王。そして六太に姐ちゃんと呼ばれてた氾麟ちゃん。尚隆を呼び捨てにするし、なんだかマイペースな言動がかわいい!(そして挿絵の氾麟ちゃん、すっごく美しい!!)
崑崙を探してくれていた奏・恭・才の3国は描写はなかったですが、協力してくれていたようで。ここまで読んできていると各国の主従顔がわかるので、国どうしの繋がりが見えるとニヤニヤしてしまいますよね。珠晶ちゃんとかは快諾してくれたのかな?戴と交流はなさそうだけど、利広が丸めこんだりしてくれたのかしら。
あまり各国の国どうしの付き合いが見えなかったところもあったので、こうして国を超えた交流を見られたのは本当に嬉しい。流儀なんて知らん、私はこれが見たかったのだ。
陽子と泰麒、この現代蓬莱胎果組の掛け合いも良かったです...!同じ出身地、同年代ということで少し気の緩んだ感じ。今はお互い余裕のない状態だけど、それぞれ落ち着いた後にも交流はぜひ続けてほしいなあ。
はあ...かなり駆け足で読んでしまったところもあり、感想がとっ散らかっている...!!しかし早く続きが読みたい。
白銀はほぼ戴メインの話が進むだろうと思うのですが、他国との交流も描かれるのかな?陽子や尚隆も絡んでくるストーリーだと嬉しいなあと。
大人泰麒とみなさんの掛け合いがもっと見たい〜!!
特に泰麒と尚隆って、あの即位に際して尚隆が酷い芝居打った時以来なのでは?泰麒は尚隆のこと怖い王だと思っていないかしら。。
あとは泰麒と景麒も前みたいに仲良くなれると良いね!景麒が幼泰麒とのギャップにまだ戸惑っていたから。。
それでは、白銀読んできます!!