...ではないんですけど。
風の海 迷宮の岸を読み終わった今書いているので、泰麒愛が凄すぎてタイトルが暴走している気がします。
魔性の子をどのタイミングで読むのが良いかは諸説あるようですが、私は一番目にしました。
なんか刊行順に読んだ方がそれっぽい気がしませんかね?ってことで。
十二国記がどんなものかもよく知らぬまま、おそらく異世界帰りなのであろう不運続きの高里を不憫に見てました。
そんな高里をこの一冊で見ていたからこそ、風の海〜での愛らし泰麒ちゃんが本当にもう可愛くて可愛くて。
あの泰麒ちゃんがどうしてこんな...
十二国記を知らないとただのホラー小説だよと言われていましたが、私的にはそんなホラー味は強くないかなと。あれかな、異世界からの攻撃でしょ?って諸悪の根源が分かってたからですかね?そんなに怖い感じはしなかったです。...普段ホラー読まないので比較はできませんが。
それにしても犠牲者が多すぎて、だんだん麻痺してくる感覚でした。大義しか分からないからって...ねえ。高里一家だってさあ...容赦なさすぎだよ...
風の海〜で泰麒が恋しがっていたお家ですよ?疎外感を感じながらも...ねえ?
それにしてもあの愛らし泰麒(しつこい)がこんな暗い影を落としちゃって...何があったの?
シリーズ序章というだけあって、十二国記を匂わせる程度の感じでしたかね。
最後の方は高里が記憶を取り戻して、胎果だのなんだの、十二国記用語が出てきていましたが。
(先程ちらっと読み返したら、延王の名前も出てきてましたね!尚隆さま!!)
そして高里は故国に帰ることができて良かったですけど、残された広瀬の行方も気になりました。
異質で似たもの同士かと思いきや、高里は格が違いましたから。
異質なのは自覚しているけど、広瀬にとっては還る故国もなくて逃げようもない。ハッピールンルンとは行かないでしょうけど、どうか穏やかに生き続けていてほしいなと思います。
そういや、広瀬が教生やってた高校って男子校でしたっけね?高里くん綺麗な顔してるから、共学だったら絶対モテてたし男子校だとしても密かにモテてるだろうな...(祟るからそんな悠長なこと言ってられないか)